サイズ：約97x65x35mm重量：約135グラム産地：Paprok mine, Kamdesh District, Nuristan, Afghanistan.
アフガニスタンのパプロック鉱山からの母岩付きインディコライトトルマリン群晶標本、10センチに近い博物館級標本です。水晶を母岩にインディコライト群晶と雲母が共生する典型的な宝石ペグマタイト鉱脈の一部を切り取った標本で、格式の高い青碧色のインディコライト群晶が密生し、なんとほとんどの結晶はカット級結晶で、さらに完璧な頂部を持つ結晶も確認できる豊かな宝石ペグマタイト鉱脈標本です。 アフガニスタンの東北部に位置するパプロック鉱山はパキスタンと国境を接し、国内を北東から南西に1200kmにわたって延びるアフガニスタンの国土の3/4以上を占めるヒンドゥークシュ山脈の宝石ペグマタイト鉱脈に属します。標高7000メートル級の峰々を有するヒンドゥークシュ山脈は天然の障壁となり、そのため山脈に位置する中央アジアとインドを結ぶ重要な峠道は古来より兵家必争の地として知られています。アフガニスタン現地の鉱物商友人から伺った話によると、米軍の撤退計画が実行し始めた去年4月ごろから、タリバンがすでに水面下で勢力を伸ばし、五月中旬頃にヌーリスターン州の宝石ペグマタイト地域つまりパプロック鉱山を占領した情報が入り、今までアフガニスタンの鉱物は大抵パキスタンを通じて世界中に流通され、これからタリバン政権がすべての流通ルートを独占する心配のある一部のパキスタンの鉱物商はコンゴなどのアフリカ産宝石鉱物を一時期的に買い占め、5年前の比較的に安価なコンゴ産トルマリンが近頃に猛勢力で値上がる原因の一つとなり、新しいタリバン政権に伴う鉱物流通への変化は引き続き注視する必要があります。こちらの商品はパプロック鉱山からの母岩付きインディコライトトルマリン群晶標本、10センチに近い博物館級標本です。鉄が発色要因で青がメイン色調のインディコライトトルマリンは銅発色要因のパライバトルマリンの次に希少性の高いリチア電気石族です。水晶を母岩にインディコライト群晶と雲母(画像7:左方)が共生する典型的な宝石ペグマタイト鉱脈の一部を切り取った標本で、格式の高い青碧色のインディコライト群晶が密生し、なんとほとんどの結晶はカット級(画像1,6,7)結晶で、さらに完璧な頂部を持つ結晶(画像1)も確認できる豊かな宝石ペグマタイト鉱脈標本です。 この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。

注意事項
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※台座やミネラルタックは付属しません。
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